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第6回 人材において大切なこと

2020.05.07

不正対策やマネーロンダリング対策において意見交換をしていると、人材についての話になることがある。知っておく「知識」としては、簡単に言うと管理(規制や事務)と技術(システム)の両方を理解する必要がある。また、人材に求める「スキル」としては、コミュニ―ケーション力や社内調整力、仮説力、プレゼンスキル、判りやすい資料作成力・・・なども「知識」とは少し異なるが推進するうえで大切である。この辺りは、別の機会で話すこととしたい。

これらの「知識」や「スキル」も大切だが、不正対策やマネロン対策に関わる人材において大切なことがあると思っている。それは、一人一人の社会的使命への志や、社会に役立ったという充足感の醸成だと思っている。

施策を被害発生時の事後対応から、被害発生前での未然防止対策に重点をシフトすると、当然ながら、被害を防げる確率が高まってくる。そうすると、被害に遭いそうな人を見つけて防げることができる。実際に口座保有者より「被害を防いでくれてありがとうございました」という御礼の電話などを通じて手触り感がある形で、現場担当者において社会に役立ったという充足感が生まれる。そのような時には、みんな良い表情をしている。

また、一方で、被害を防げなかったことに対する事の振り返りを、現場担当者との間で話し合うことも大切である。「次は、被害を防げるようにしよう。被害を防ぐ方法を考えよう」と現場における社会的使命への志の醸成や業務多忙な時においても、作業感、やらされ感が先に立たないようにするために必要である。

こうなると、現場担当者のやる気も向上し、より、社会的使命への志を持って業務に臨んでもらえるようになる。また、業務量の面においては、従来多くの人数をかけないとできなかった複雑なことが、より少ない人数でできるようになり、現場には組織としての一体感が生まれ業務最適化の実現にも繋がる。

不正対策は、目的が明確なために、社会的使命への志や社会に役立ったという充足感の醸成や、組織としての一体感が生まれやすい。経営陣が深く理解し、この分野でのリーダーシップを発揮して頂くことで、企業文化の醸成にも繋がると思う。

安田 貴紀

執筆者: 安田 貴紀

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