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第2回 共通プラットフォームとしての創造(知の探索)

2020.04.07

セブン銀行での金融犯罪対策(不正対策)の現場経験を元に、セブン銀行口座の不正対策として企画開発したオリジナルの不正検知システムがある。このシステムは不正検知の能力と共に、日々の金融犯罪対策や不正対策における現場担当者の実行面や運用面を重視している点に特徴がある。

不正対策(マネロン対策)において、業界を問わず他社と意見交換をする中で、このオリジナルの不正検知システムを外販して欲しいという声があった。このシステムを機能強化し外販版にしたものが、現在のACSiON(アクシオン)の不正検知プラットフォーム「Detecker(ディテッカー)」のベースとなっている。

Deteckerは、金融・非金融を横断して不正利用データを蓄積・共有し、"点でなく、面で守る"がコンセプトとなっている。セブン銀行が培ってきたIPアドレスやブラウザ言語等の様々な情報を使った金融犯罪対策の緻密なノウハウを不正検知モデルとして搭載しており、企業のオンラインサービスなどでの攻撃者の一連の挙動から、通常の利用者とは異なる不自然な動きを検知できる。

また不正を検知した際、攻撃情報をプラットフォーム上で蓄積・共有することで、同一の攻撃者から全てのプラットフォーム利用企業を守る"面"での防御を可能とする。業界を横断して活動する攻撃者に対し、"点でなく、面で守る"ことで不正利用の未然防止につながる。

Deteckerの概念図

不正対策として、本人確認(KYC : Know Your Customer)も重要なことの一つであり、ACSiONでも本人確認プラットフォームとして「proost(プルースト)」がある。このプラットフォームの特徴として、顧客接点チャネルの一つとして将来的なセブン銀行の新型ATMとの連携構想がある。具体的な特徴については、別の機会で説明することとしたい。

proostの世界観

Deteckerとproostは、業界横断の共通プラットフォームとして展開をしていく。共通プラットフォームとしての展開においては、セブン銀行ATMで提供しているキャッシュカードを使わずに、スマートフォンだけで取引ができる機能(以下、スマホATM)の展開を参考にした。他の銀行やノンバンクおよび資金移動業者など提携先を増やしている(提携先数:14社 2020年2月末現在)。よく知っているセブン銀行をファーストユーザーとすると従来の延長線上の発想(知の深化)となるため、共通プラットフォームとしての新たな創造(知の探索)をすべく、その他の複数企業のニーズを確認しながら共通プラットフォームとしてDeteckerとproostの構築を進めた。

そして、「銀行業高度化等会社※」の当局認可を取得し、2019年12月よりACSiONは本格営業を開始した。現在、複数社からお話を頂いており、共通プラットフォームとしてのニーズを感じている。

※「銀行業高度化等会社」
銀行法第16 条の2第1項第12 号の3に規定され、金融庁から認可を取得した銀行子会社。
情報通信技術その他の技術を活用した当該銀行の営む銀行業の高度化若しくは当該銀行の利用者の利便の向上に資する業務又はこれに資すると見込まれる業務を営む。

安田 貴紀

執筆者: 安田 貴紀

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